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研究開発 2004年 (分割版) | アニュアルレポート | KDDI株式会社 kddi ar2004 j06

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KDDI Annual Report 2004

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次世代の通信を

見据えた研究開発活動

研究開発

未来の通信のあるべき姿を創りあげていくために、KDDIではさ まざまな分野において、研究開発活動を幅広く展開しています。 具体的には、KDDI研究所が中心となり、「マルチメディア・ア プリケーション」「モバイル・ワイヤレス」「IP・ネットワーク」

「フォトニック・ネットワーク」の4つの分野で、次世代IPネッ トワーク、新世代移動体通信、ユビキタス・ブロードバンド、ネ ットワークセキュリティ、マルチメディアシームレスアプリケー ションの5つの重点技術をテーマにおいて、基礎技術から実用化 技術までの研究に取り組んでいます。

最近の成果の中で、通信放送融合技術とCDMA2000 1xEV- DO技術をご紹介させていただきます。

通信放送融合技術

2003年12月から東名阪地域で開始された地上波デジタル放送 では、家庭などにおける固定受信サービスのみならず、2005年 末には携帯電話向けの放送サービスの開始が予定されています。 KDDIでは、かねてより携帯電話向け放送を受信し、通信と放送 コンテンツとのサービス連携ができる通信放送融合技術の研究開 発を進めていましたが、2004年5月には日本で初めて携帯電話 型の地上波デジタル放送受信端末の開発に成功しました。この携 帯受信端末は、単に放送番組を受信するだけでなく、通信と連携 させることにより様々な魅力的なサービスを提供することができ

リピータ局のアンテナ ます。たとえば、緊急災害放送を携帯電話画面に自動的に表示さ せて災害情報をお知らせしたり、GPS機能を利用して放送内容に 関連した最寄地域の詳細情報を提供することも可能となります。

2004年度は、この端末を用いて、通信放送融合サービスの ための技術的な検証ならびに通信放送融合にふさわしいコンテン ツの開発を目的とした実証試験を行う予定です。

CDMA2000 1xEV-DO技術

CDMA2000 1xEV-DO技術により提供されるauの「CDMA 1X WIN」サービス(2003年11月より開始)の立ち上げに、KDDIの 研究開発部門による技術開発や技術支援が大きく貢献しました。

独自の映像圧縮処理技術や映像編集技術を開発し、非常に高品 質なライブカメラや映像ストリーミングサービスをはじめ、動画 やグラフィックス情報を自由に組み合わせて豊かな映像表現が 可能なEZチャンネルサービスの実現に大きく貢献しました。同時 に、高速データ通信特性の評価手法や基地局間をつなぐネット ワークを最適化する独自技術を開発し、商用サービスにおいて 高いスループット特性を実現しました。また、新しい周波数帯

(2GHz帯)を用いたサービスの提供に際しては、通常の基地局 装置よりも低コストでエリアを拡大できる中継装置(リピータ)を 開発し、2GHz帯を用いた無線インフラ設備の建設・運用コストを 下げることで競争力の高いサービスの実現に貢献しました。

携帯電話型通信・放送融合連携端末

©時事通信/アクセス・パブリッシング、

「EZチャンネル」サービス

参照

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